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語学力編
交換留学に必要な 英語レベルはどのくらい?
最低でも英検3級~準2級くらいの英語力
交換留学の場合は、英語習得よりも異文化を体験するのが大きな目的。1年間の留学期間で異文化を体験するには現地の人とのコミュニケーションが大切で、そのためにはやはり最低でも英検3級~準2級くらいの英語力は欲しいところ。とはいえ、ペラペラしゃべれなければ試験に合格できないという事ではない。選考試験に合格してから出発するまでに英語レベルをあげるつもりと考えて、選考試験を受けようと思ったときの英語力は、中学卒業時のレベルがあれば大丈夫だろう。
交換留学では英語圏以外のところへ留学する人も多い。出発前の事前研修では、当然その国の言葉を学ぶことになるが、基礎レベルの語学力が身に付けば、あとは現地で勉強できる。ただ、留学生活が始まったばかりのころは、お互いの共通語である英語を使ってコミュニケーションを取ることになる。英語圏への留学と同様、出発前までに日常会話ができるくらいの英語力は身に付けておきたい。
カウンセラーからのアドバイス
■皆さんの基礎英語力は日本の学校教育できちんとついていると思います。思っている以上に英語力——特に文法力——があります。あとは英語に慣れるため、しばらくの間はDVDやCDなどで英語を耳に入れてください。1カ月もすると、ずいぶん変化を感じることができますよ。それを出発まで続ける気持ちがあれば大丈夫です。
(米国非営利教育法人アユサインターナショナル 桑山さん)
■交換留学の目的は「異文化交流・異文化体験」なので、初めから、現地の高校生のような勉強に必要な高い英語力は求められません。しかし、最低限のコミュニケーションがとれるくらいの英語力は必要でしょう。
(WYS教育交流協会・日本事務局 國分さん)
■現地では普通に高校生活を送るのですが、最初から英語がペラペラという方はいないはずです。コミュニケーションが取れるくらいの必要最低限の英語から学び始め、現地での生活のいろいろな場面で、必要な英語力を身につけていくのが自然な流れでしょう。
(スタッフサービス留学センター 原さん)

私費留学に必要な 英語レベルはどのくらい?
中学3年間に勉強した英語レベルで十分
私費留学の目的は人それぞれだけど、「英語力をアップさせたい!」とは、留学を考えているみんなが目標のひとつとして考えるもの。英語を学ぶために留学をするのだから、私費留学の場合は、極端な話、中学3年間に勉強した英語レベルで十分なのだ。
現地の高校を卒業するための長期留学でも同じこと。英語力が足りない場合は、ESL(英語を母国語としない人のための授業)という英語クラスで勉強してから一般の授業に参加するという方法での留学も可能だ。
また、夏休みや春休みに実施される短期研修の場合、英語力をアップさせるよりも、「英語に慣れる、英語を使うことへの抵抗をなくす」という前段階が目的になっていることが多い。ゲーム形式の授業やアクティビティが盛りだくさんで、初心者も気軽に参加できる内容だ。
カウンセラーからのアドバイス
■留学する国にもよりますが、基本的にはTOEFL350点以上あることが望ましいでしょう。しかし現地で、留学生向けの事前英語研修(ESL)の受講を条件とすれば、点数がやや低めでも留学への道は拓けます。
(アイエスエイ 浅野さん)
■どのような中学・高校へ留学するかにもよりますが、多くの学校は高い英語力を要求していません。英語力がかなり不足している場合、英語力をあまり必要としない体育や音楽、美術、数学などの授業を受け、英語力が身についてから、さらに上の授業を受けるようにしましょう。
(JASA海外進学センター 澤田さん)
■英検でいうと、準2級はほしいところです。きれいにしゃべれなくても、言いたいことを伝える英語力があった方が、より充実した留学生活を送れます。
(ワールドアベニュー 門田さん)
■高い語学力は必要ありません。むしろ必要なのは、外国人に気軽にあいさつできるコミュニケーション力。お友達に手伝ってもらって、自分の家族や趣味など簡単に紹介できるようスピーチの練習をしておきましょう。
(ウインテック留学センター 岩谷さん)
■語学学校入学時にレベル分けテストがあり、その際に自分の英語レベルにあったクラスに振り分けられるため、特に英語力を心配する必要はありません。周りのクラスメートも同じくらいの英語力の方ばかりなので、自信を持って発言なんかもできることでしょう!ちなみに僕は「How Are You?」と「Fine Thank You」くらいしか言えずに留学しました。
(ウィッシュインターナショナル株式会社 佐野さん)
■ICETでは、英語力の基準はありません。本人のやる気次第です。
(ICETアイセット 長谷川さん)

英語力が足りないかも… どうすれば留学できますか?
私費留学では、留学生のための英語クラスに入ることを条件として、高校入学が認められる制度がある。
この英語クラスは、ESL(English as a Second Language)またはESOL(English Second Oral Language ニュージーランド)とよばれるもの。留学生を積極的に受け入れている学校では、少人数制を取り入れ、レベル別のクラスを設けている。個人の英語レベルや学校によって異なるが、一般の授業と並行してESLクラスを受ける場合と、ESLを修了してから一般の授業に入る場合がある。国や学校の方針によってさまざまなので学校を選ぶときにチェックしよう。
そのほか、本格的な留学生活の前に実施される英語研修もおすすめ。英語はもちろんのこと、授業でのノートの取り方や勉強方法、ホームステイ先でのルールなども教えてくれる。交換留学の支援団体が行う事前英語研修では、いろいろな国からきた交換留学生と一緒に学べ、国際交流のグッドチャンスだ。
カウンセラーからのアドバイス
■留学先高校の入学よりも前に出発し、事前英語研修を受講することができます。また、留学生のための特別英語授業(ESL)や必要であれば家庭教師による補習を受けることができます。
(国際教育交流協会PIEE 板橋さん)
■授業開始前に高校準備英語コースに参加したり、授業が始まってからも留学生向けの英語補習授業が行われる場合がありますので、中学校卒業程度の英語力で参加できることも多くあります。ただし、早めに授業に参加できるよう、日本出発前にできるだけ英語の練習はしておく方がよいでしょう。
(留学ジャーナルカウンセリングセンター 玉腰さん/名古屋)
■カナダの学校では、英語の準備コースが用意されていますので、留学可能です。
(キャップスタディーズ 野沢さん)
■9月の新学期スタートまで、一般の語学学校へ通って英語力アップの授業を受けられます。あまりに足りないようなら、それにプラスして個人レッスンなどを受けていただくことも可能です。
(アイルランド留学センター 中島さん)
■ICETでは、英語力の基準はありません。本人のやる気次第で留学は可能です。
(ICETアイセット 長谷川さん)

イギリス英語と アメリカ英語って どう違うんでしょう?
一般的に正統派といわれている「クイーンズ・イングリッシュ」はイギリス英語のほう。
しかし、日本の学校ではアメリカ英語(米語)を勉強しているので、最初は混乱しがち。
カウンセラーからのアドバイス
■違いはありますが、気にする必要はないのではないでしょうか。「アメリカ人っぽくしゃべりたい!」とか、「イギリス英語が好き!」という方はいるかもしれませんが、最終的には言葉は手段でしかありません。また、田舎のおじちゃんたちは訛りがきつい場合もありますが、学校の先生など、教育関係者は皆きれいな英語を話しますので心配ないですよ。(オーベクス国際交流協会 豊田さん)
■アクセントや言い回しの違いは確かにあります。しかし、その違いを聞き分けられる頃には、どの国の英語も理解できるレベルになっていますので、留学前の段階で気にする必要はありません。
(ワールドアベニュー 門田さん)

語学力不足が原因で 挫折したケースはありますか?
語学力不足が直接の原因で日本へ帰国してしまった生徒は少ないが、語学力が足りないためにうまくコミュニケーションが取れず、ストレスを感じてしまう人は少なくない。
ホームステイ先や学校で、上手に友だちを作れないまま孤独を感じるようになり、自分の部屋に閉じこもってしまう例もあるようだ。確かに最初の2~3カ月間は、なかなか会話ができず、大変かもしれない。そんなときは、スポーツやアクティビティへ参加して、勉強以外のことでコミュニケーションをとってみよう。そして、ときどき日本人の友だちと日本語で思いきり話して、言いたいことが伝わらないストレスを解消するのもおすすめ。英語が理解できるようになるまでの期間は、3~6カ月めと人それぞれだが、あるとき急に相手の言っていることがわかるようになったという人は多い。そのレベルまで到達できれば、コミュニケーションもスムーズにとれるだろう。
カウンセラーからのアドバイス
■語学力不足で授業についていけないということがないよう、高校の先生や留学生担当者が学習方法に関して相談に乗ってくれますので大丈夫です。ただし、大切なのは語学力ではなく、周囲の人たちに積極的に話しかけようとする姿勢だということを覚えておいてください。また、周囲の意見に耳を傾けることも、とても大切なことです。
(留学ジャーナルカウンセリングセンター 玉腰さん/名古屋)
■やる気や留学の目的を持ち続けられるかによると思います。曖昧な気持ちで留学をした場合、英語がわからないことでやる気がなくなり、勉強にも身が入らなくなって帰国するというケースもあります。そうならないように、留学の目的をしっかり考える必要があります。
(アイエスエイ 浅野さん)
■中にはいらっしゃいます。留学中は、学校、ホストファミリー、友達など、まわりに心配事やトラブルの際に親身に相談にのってくれる人がたくさんいます。しかし、自分でしっかりした意志や行動力、解決法を見つける力も大切です。さまざまなプレッシャーにも絶える精神力も大切です。
(GSI留学総合情報センター 吉川さん)
■交換留学は語学力を得るためだけの留学ではありません。異文化交流がメインなので、地域のコミュニティに参加するなど、積極的にその国のことを学ぶ気持ちがあれば大丈夫です。周囲もきちんと認めてくれますよ。
(米国非営利教育法人アユサインターナショナル 桑山さん)
■交換留学の団体が実施している選考試験にパスしているわけですから、原則的にはありません。ただし、留学生本人が出発前及び、留学期間中に一生懸命勉強せず、積極的にコミュニケーションをとろうとしない場合は、そういうケースが発生する可能性もあります。
(WYS教育交流協会・日本事務局 國分さん)
■交換留学プログラムでは、語学力不足で途中帰国したという前例はありません。留学中はさまざまな壁にぶつかって辛い思いをすることがありますが、現地の人と協力して問題を解決していくことに意義があります。帰国を一番に考えるのではなく、どうやったら楽しい留学生活がおくれるか問題解決に努めることが大切です。
(国際教育交流協会PIEE 加賀さん)

英語力をアップさせるための勉強方法はありますか?
留学をしようと決めたその時から、自分なりの目標を見つけてコツコツ勉強していくことが大切。
先輩たちやスタッフに、具体的な勉強方法を聞きながら、自分に合いそうなものからチャレンジしてみよう。最近では、お気に入りの映画のDVDを英語の字幕で何度も観たり、英語で日記を書くという方法で英語力をアップさせた先輩の話しをよく聞く。
カウンセラーからのアドバイス
■どのような勉強方法がよいかというのは人それぞれですが、まずは、自分の弱点をきちんと知ることが大切です。出発前までにその弱点をどのように克服していくか、きちんと学習計画を立てて進めていってください。具体的な方法としては、ラジオやテレビを活用してリスニングや会話の練習をする、英語で日記をつけ、日常会話で必要な言い回しを覚えていくなど。そして、一番大切なのは、実際に口に出して会話をしてみることです。学校にALT※(注1)の先生がいれば、話し相手になってもらうのもいいですし、相手がいない場合は、会話文を声に出して言ってみてください(相手がいるつもりで)。自分が発する英語を聞くことでリスニングの練習にもなりますよ。
(EF Foundation日本事務局 三品さん)
■映画を字幕なしで見るように心がけたり、洋楽を聴いたり、日ごろから英語をよく聞き、話し、書く練習を心がけると良いと思います。
(GSI留学総合情報センター 吉川さん)
■中学校の教科書をおさらいすることをお勧めします。基礎文法と単語力を、できる限り養っておいてください。
(ICC国際交流委員会 磯部さん)
■とにかく、単語力を増やすことが大切です。また、英語力が簡単に身につく方法があるわけでもありませんので、NHKラジオ講座を聞くなど、毎日コツコツと勉強するのがよいかもしれません。
(オーベクス国際交流協会 豊田さん)
■反復練習をおすすめします。読む量を増やし、書く練習も重ねる。英語に触れる時間をできる限り増やすといいでしょう。
(キャップスタディーズ 野沢さん)
■単語の勉強は1ページずつ時間をかけて完璧に覚えてからというよりも、何度も繰り返し見て覚えるようにすることでストレスも少なく、広い範囲で覚えることができます。また、最初はSLEPやTOEFLの解説付きの参考書などを勉強し、その後で問題集を何度も繰り返し、英語のパターンに慣れる必要があります。
(スタッフサービス留学センター 原さん)
■まずは、会話に慣れることです。出発前に、無料英会話レッスンに参加したり、洋画のセリフや洋楽の歌詞を注意して聞いてみるなど、日常から英語に触れることが大切です。
(ワールドアベニュー 門田さん)
■まずは堅苦しいことを考えずに英語を声に出してみてください。映画の主人公になりきってセリフを丸ごと暗唱するのもいいでしょう。スピーキングが上達すれば、文法や単語、リスニング力も次第に伸びてきますよ。
(ウインテック留学センター 千野さん)
■おすすめは毎日少しずつ日記をつけることです!これは勉強法にも関係しているのですが、「読む」と「書く」を両立することができ、なおかつ題材も好きなように決めることができるため、モチベーションを持続させることが高く期待できます。「楽しくない勉強」をいかに「楽しい勉強」にするかをまず考える。考えることにより、勉強意欲が向上する!ぜひお試しあれ!
(ウィッシュインターナショナル株式会社 佐野さん)
■映画を字幕なしで見るように心がけたり、洋楽を聴いたり、日ごろから英語をよく聞き、話し、書く練習を心がけると良いと思います。
(GSI留学総合情報センター 吉川さん)

今、英語以外に役立つ おすすめの語学は 何ですか?
ずばり中国語。
今、中国は経済成長率がめざましく、ビジネスマンの間でも人気の語学だ。高校の頃から学べば吸収も早いし、現地の大学に進学して、よりレベルの高い語学力が習得できる。そのほか、ヨーロッパや南米で話されているスペイン語、フランス語、ドイツ語などもおすすめだ。

日常生活で困らない英語力っていうけど、具体的にはどれくらい?
カウンセラーからのアドバイス
■中学校で習った基礎英語力さえあれば、会話は成り立ちます。ただし、日常会話はコミュニケーションの中で培われていきますので、間違うことを恐れずにどんどん会話にチャレンジしてください。人によって異なりますが、3カ月から半年ほどで、相手が何を伝えたいのかがわかるようになります。
(JASA海外進学センター 澤田さん)
■具体的に言うとは難しいですが、もしスコアを考えるとすれば、TOEIC700点以上はほしいですね。でも、間違えてもいいので、どんどん英語を口に出す勇気と積極性が一番重要なように思います。
(オーベクス国際交流協会 豊田さん)
■コミュニケーションが図れる程度の英語力のことをいいます。例えば、文法が間違っていても相手が理解してくれ、逆に相手の話を理解できなくても、質問したり、わからないと伝えたりできればOKです。
(キャップスタディーズ 野沢さん)
■食べ物の好き嫌いが言えたり、自分の日常生活を話せる(質問できる)くらいの英語力です。中学3年生までの単語や文法をしっかりと覚えておけば、十分困らないと思います。焦ったり緊張したりせずに、自信を持ちましょう。
(留学ジャーナルカウンセリングセンター 玉腰さん/名古屋)

英語での授業って想像がつかないけど、何カ月くらいでついていけるの?
カウンセラーからのアドバイス
■はじめの英語レベルにもよりますが、通常は英語に慣れるまでに3~6カ月くらいかかると言われています。
(アイエスエイ 浅野さん)
■目安は3カ月程度。はじめの学期は、なるべく語学力が影響されないクラスを選択するよう、学校カウンセラーから勧められるでしょう。このため、まずは生活・習慣・学校の雰囲気などに慣れるのが大切です。3カ月ほど経つと少しずつ様子もわかり、授業の内容も理解できるようになってきます。
(GSI留学総合情報センター 吉川さん)
■人によって差はありますが、早ければ3カ月くらい。少し時間がかかっても、半年あれば、随分と変化を感じられるでしょう。
(アイルランド留学センター 中島さん)
■人によって状況が変わるので参考程度にしていただきたいのですが、ご自身の現在の力にあわせて、「○カ月以内にはついていけるように」などの目標をもって取り組むといいでしょう。
(キャップスタディーズ 野沢さん)
■個人差はありますが、平均的には3カ月くらいで何となくわかってくるようになるでしょう。ただし、学校に通っていればよいというわけではなく、自らが積極的に前向きに取り組まなくてはダメでしょう。
(WYS教育交流協会・日本事務局 國分さん)
■最初の3日間くらいは、先生の言っていることが全くわからないとうケースも多くあります。やはり、きちんとついていけるようになるのは3カ月目くらいからだと思います。半年を過ぎた頃から、だいぶ余裕も生まれると思います。
(スタッフサービス留学センター 原さん)

集中語学準備コースって何ですか?これって参加したほうがいいの?
カウンセラーからのアドバイス
■基本的にはお勧めします。現地のクラスについていくだけの英語力をつけるのはもちろんのこと、現地の生活に慣れるという意味でも、よい期間になります。
(アイエスエイ 浅野さん)
■新学期スタート前に語学学校へ行かれることはお勧めしますが、「何が何でも!」というものではありません。
(アイルランド留学センター 中島さん)
■語学力をつけるためのコースです。語学力に全く不安がない方以外は、参加した方がよいといえます。語学力を高めるだけでなく、実際に高校に入学する前に親元から離れた生活に慣れる、海外生活に慣れる、英語に慣れるといった面でも、参加する価値はあります。
(オーベクス国際交流協会 豊田さん)

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