オーストラリアの高校留学事情

オーストラリアオーストラリアは4万年前に遡る伝統あるアボリジニ文化と、現代の文化、新しい歴史が融合した、古くて新しい国です。 豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、治安が良く暮らしも安全で物価も比較的安いのが魅力。スキューバダイビングスポットのグレート・バリア・リーフ、巨大な一枚岩のエアーズ・ロックなど世界に類を見ない壮大な自然景観、カンガルー、コアラ、カモノハシなどのユニークな動物たち。日本とは季節は逆ですが、時差を感じないですぐに生活に入れ、道路も日本と同じ左側通行なので、現地の生活にすぐに馴染むことができます。

オーストラリアの基本情報

正式名称:オーストラリア連邦
英語名:Australia
面積:約769万km²(日本の約20倍)
人口:約2500万人
人種:アングロサクソン系等欧州系人が中心
首都:キャンベラ
言語:英語
時差:時差は3地域に分かれ、シドニーは日本との時差が1時間(夏時間は2時間)なので、日本との連絡が取りやすいです。

オーストラリアの気候

赤道を挟んでいるため季節は逆転。全体に温暖で暮らしやすいので、どこの地域も留学しやすいのが魅力だ。

オーストラリアの教育制度

オーストラリアオーストラリアの初中等教育
オーストラリアの初等教育は、イヤー1(小学1年生)からイヤー6まで。イヤー7(日本の中学1年生に相当)からが中等教育になり、イヤー10(日本の高1に相当)までがJunior Secondary。ここまで(15歳)が義務教育です。ここからは、イヤー11・12とSenior Secondaryに進むか、TAFE(3年制)などに進みます。
学校は州立と私立があり、初等・中等教育は、各州の教育省の管轄になります。5歳から就学し、イヤー7までを初等教育にする州など、州により多少の相違があるのが特徴。私立校はキリスト教系の学校が多く、音楽やスポーツなどのコースを持つ学校が多くあります。

オーストラリアの高等教育
大学進学を希望する場合は、Senior Secondaryの2年間に日本の大学の一般教養課程に相当する科目を学び、統一資格試験を受けます。この試験はニュー・サウス・ウエールズ州ではHSC(Higher School Certificate)と呼ばれますが、ビクトリア州はVCE(Victorian Certificate of Education)、クイーンズランド州はSenior Certificateと、州によって名称が変わります。
オーストラリアは高等職業教育VET(Vocational Education and Training)が非常に充実しています。州立のTAFE(Technical and Further Education)のほか、私立のVETカレッジもたくさんある。大学は、37の公立大学と2つの私立大学があります。日本の高校卒業資格でオーストラリアの大学学部に留学することができますが、実際には難度が高く困難です。その場合は、大学のFoundation coursesへ進学して学部進学の準備をすることができます。

オーストラリアの留学事情

オーストラリア近くて暮らしやすくてもっとも留学しやすい
オーストラリアの中・高校は私立、公立問わず、多くの学校がアジアからの留学生を受け入れる体制を持っています。有償でホームステイを引き受ける家庭も多く、またオーストラリア留学を取り扱う留学サービス業者もたくさんあります。留学しやすい理由は、為替レートがアメリカドルやカナダドルより低いことや留学ビザが発給されやすいこと、そして高校の留学生受入審査基準があまり高くないことが挙げられています。近年はオーストラリア留学の人気もあり徐々にレベルが上がってきている現実もあります。また、留学生に対して平等に扱ってくれるのも、オーストラリアの良いところ。もともと移民の多いこの国では、高校内でも数十カ国の国籍の学生が一緒に学んでいることも珍しくありません。そのため、ほとんどの学校で、留学生のための英語集中コースが用意されています。
また、4学期制をとっているオーストラリアでは、各学期の始めならいつでも入学が可能できます。留学生にとっては、自国の教育制度とのズレを、さほど気にせずに入学することができたり、英語力が付いてきたら、1年と待たずにスグに入学する機会がまわってきます。

日本とは違う授業スタイル
学期は4学期制。1月末が学年始めで12月中旬に修了。州によって多少違いますが、各学期は約10週間で、学期の間に2〜3週間の休みがあり、夏休みは6週間が一般的です。ひとクラスの学生数は25〜30人。科目は、英語(国語)、数学、地理、歴史、科学、外国語、美術、音楽、体育、技術家庭科などからの選択で、日本語も選択できます。

放課後の部活動はなく、塾通いをする生徒もいません。スポーツは、水泳、テニス、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、バスケットボールなどが盛ん。地域対抗や、学校対抗などの試合ごとに選手が選抜されます。留学生でも地域のクラブ組織に参加可能。美術や新聞・放送など文化系の活動も盛んで、学生たちが自主的に創造的な活動をしています。教科書は入学の際貸与され、コース修了時に返却。公立、私立とも制服着用の学校がほとんどです。

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