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アメリカの教育制度

アメリカの高校

 高校は単位制で、落第はないが、成績が悪いと厳しい勧告を受けることもある。とはいえ一部の私立校を除けば、高校生まではのびのびと学校生活を楽しむのがアメリカ流。必修科目以外は、自分の好きな科目と、将来を考えた科目を選択登録し、主体的に勉強する。単位制なので、めいっぱい科目を履修して進むと、飛び級も可能。中には、優秀な生徒が特別に飛び級する例もあるようだ。学校によっては、夏学期で遅れた単位をカバーするチャンスもある。ESLではしばしば補講の機会も与えられる。

アメリカの大学

 大学進学には入試はなく、GPAとSATのスコアを提出して希望大学にアプライ(出願)する。GPA(Grade Point Average)は、高校時代の成績の平均値を表すスコアのため、一流大学を目指す学生はそれなりによい成績を取るのに必死だ。またSAT(Scholastic Assessment Test)は英語と数学の基礎学力試験のスコアで、高3になるとこれを受験する。これらに加え、エッセイなどの提出を求める大学もある。留学生の場合は、この2つとさらに英語力試験TOEFLのスコア提出が必要だ。

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日本の高校との違い

アメリカの高校は単位制
 アメリカの高校は、日本の大学学部のような単位制。履修単位は最低と最高の枠があり、科目は必修と選択の別がある。生徒は学期の初めに、科目登録をする。学校には、アドバイザーの先生がいて、履修登録の相談に乗ってくれる。選択科目として用意される科目は、学校によってかなり違いがあり、芸術分野に力を入れている学校、職業訓練的科目がたくさんある学校など、特徴がある。留学生は、必要な科目に語学力をあまり必要としない科目を組み合わせて、あまり欲張らないように登録するほうがいいようだ。

学生は積極的に発言
 生徒は科目ごとに教室を移動する。そのため休み時間の廊下はごった返す。休み時間は5分しかないのに、目指す教室は遠いことも少なくないため、広大なキャンパスを走っている生徒をよく見かける。というのも、アメリカでは遅刻に非常に厳しく、時には教室に入れてもらえないこともあるからだ。
授業は宿題と発表と討論が大きな要素を占めている。教科書に沿って先生が講義をするというスタイルもないわけではないが、多くの科目で、教科書や参考書籍を読んで意見をまとめるという宿題が出される。それも30ページとか50ページという大量なページ。留学生にとってこれは大変な負担だ。最初はできなくても悲観することはない。

 個人やグループでの研究発表や、あるテーマについて討論をするなど、先生はしょっちゅう生徒に発言を求める。生徒もまた先生の話を中断して手を挙げて質問をする。何も発言をしなくても責められることはないが、存在を忘れられてしまいかねないので、機会を捉えて発言するように努力しなくてはならない。1日1回は発言することを自分に義務づけているという留学生もめずらしくないし、発表が苦手なのを補うためにレポートには人一倍がんばる留学生もいる。

アメリカの留学事情

高校留学のいちばん人気 進路選択にも有利
 アメリカは、公立校へ通う交換留学も、私立の寮制校への私費留学も、受け入れ体制が整っていて、もっとも留学しやすい国。教育制度は、日本と同じように中・高が6学年で、高校課程を修了すると卒業証書が授与される。何年生からでも留学できるのが特徴。交換留学では、留学生を受け入れるのはすべてボランティアホストファミリー。アメリカの地方都市でアメリカ市民の家庭に滞在し、地域の公立高校に通う。活発な発言が飛び交うクラスルーム、盛んなスポーツ、週末の映画など、アメリカの高校生活そのものを体験! 私立の寮制校は、校風によって入学基準もさまざまなので選択の幅が十分あり。

語学力不足を補う、留学生のためのESLも充実
  ESL(English as a Second Language)は、アメリカで生まれた言葉。アメリカは移民の国だけに、第2の言語としての英語教育が盛んに行われてきた。TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)という英語教育法も開発され、教員の高度な資格として認められている。アメリカの中学や高校、大学にはESLクラスを設けている学校が多いため、留学生にとっては選択肢の幅が広いといえる。

 高校生留学の場合は、正規の授業の他に、英語の集中講座としてのESLを受けながら、言葉の壁が少ない音楽や体育、数学などの科目の受講を徐々にふやしていく、というケースと、英語を母国語としない生徒だけを集めて、英語で正規の科目を学ぶケースとがある。中には、ESLでもEnglishの単位がもらえる学校もある。特に私費留学の場合は、英語に自信がなくても、ESLからスタートすることで留学も可能。ただし、各校で入学条件(最低限の英語レベルや成績証明書)は異なる。


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