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小学生・中学生の留学

清水 恵子 さん テーマ:小学生・中学生の留学 2008年6月更新
「留学はこういうもの」と決めつける前に、幅広い情報収集を。
子どもに合った学校選びが何より大切です
アルク留学センター
シニアカウンセラー 清水 恵子 さん
 

小・中学生留学のニーズは微増している

編集部:今日は小中学生の留学について、色々教えていただけたらと思います。
清水さんはもう20年も留学生を希望する子どもとその保護者のカウンセリング、サポートをされてこられたそうですね。ここ数年の傾向など教えていただけますか?

授業風景
授業風景
清水さん(以下、敬称略):あくまで当社にこられる方々の傾向にはなりますが、小・中学生の留学は5、6年前から増え始めました。最近は人数としては横ばいですが、少子化であることを考えれば、割合として増えているといえるでしょう。






編集部:なるほど。まずは小学生の留学について詳しくお伺いしたいのですが、何年生からの留学を希望される方が多いのでしょう?

清水:自分の意見がでてくる、3〜4年生が多いですね。もちろん、1年生でも、ご自分の意思で行かれるケースもゼロではありませんが、稀です。



編集部:まだ9歳か10歳で留学に興味をもつのはなぜでしょう。
私が子どもの頃を思い出すと、想像すらできなかった気がします。

イギリス・セントビース(ランシング)
イギリス・セントビース(ランシング)
清水:それは親御さんの影響でしょうね。幼少の頃から、海外旅行や英会話スクールに通わせ、「留学も楽しいかもね!」といった会話をしたりするなかで、子どもの意欲を促していらっしゃるようです。






編集部:刷り込んでいくわけですね!(笑)そんな親御さんは、なぜ可愛い盛りの子どもと別れてでも留学させたいと思うのでしょうか。どんなタイプの方が多いですか?

清水:まさに十人十色といえますが、あえて特徴をお話しするなら、ひとつには経済力がある方が多いです。年間500万円から1,000万円の費用が払える必要がありますから、お医者など多いですね。または、共稼ぎのご家庭でお母様のお給料は全額つぎ込んでも、子どもに投資したいとおっしゃる方もいます。



編集部:それだけの価値が、留学にあると見込まれているのは、親御さん自身が留学や海外駐在をされていらっしゃるからでしょうか?



親が国際化を痛感するから、子どもに投資したくなる

清水:もちろん海外に住んだ経験のある方もいらっしゃいますが、どちらかというと、日本でお仕事していても、海外との取引が増えて国際感覚や語学の必要性を実感されている方が増えているように思います。これからは、どんな仕事でも、中枢を担うほどに海外との接触は避けられないことを切実に感じ、子どもに不自由がないようにしてやりたい、とお考えです。

Pré Fleuri Ecole Alpine Internationale写真提供:Pré Fleuri Ecole Alpine Internationale


編集部:なるほど。日本にいてもマネジメントに近いほど、ますます海外を避けられない時代がきますからね・・。
では、渡航先の国はどちらが人気でしょうか?

清水:小学生、特に1年生〜4年生については、イギリス、スイスが多いです。全寮制で24時間フルサポートしてくれるので、1年生でも留学できます。 その他の国、アメリカ、カナダなどは、5年生以上から受け入れをはじめる学校が多いうえに、英語レベルの要求も高い傾向があります。 。



編集部:イギリス、スイスなら1年生から単身留学が可能なのですね。この2つの国の違いはなんでしょうか?



受入校の層が厚いイギリス、少人数教育のスイス

清水:学校数はイギリスのほうが多く、全校生徒数も多い傾向にあります。スイスは、比較的少人数で、生徒ひとりに対する先生の割合が非常に高い学校が多いです。
共通していえるのは、アートやスポーツ関連の設備が非常に充実していることと、王族や政治家など世界各国の要人の子弟が学んでいる学校もあり、人脈が広がることでしょう。



イギリス・ブロムスグローブ 校舎イギリス・ブロムスグローブ 校舎

編集部:王族ですか・・。レベルが違いますね。では、海外の小学校を卒業された後は、みなさんどのような進路を選ばれるのでしょうか?

清水:スイスの小学校を卒業された方は、アメリカやイギリスなど他国の中学校へ転校されることもあります。イギリスについては、そのまま国を変えない方が多いですね。 親御さんは、高校まで海外に行かせ、大学は日本を希望される方が多い傾向です。そのほうが日本の一流企業への就職に有利、とお考えのようです。



編集部:でもきっと、お子様は小・中・高校と海外で過ごされたら、大学も海外を選びそうですね。

清水:確かに、お子様は英語も不自由ないですし、選択肢は世界に広がっているので日本に帰らないというケースも多いようですね。



選択肢がひろがる中学留学

編集部:それでは、中学生になってからの留学には、どんな傾向がありますか?

スイス・モンテローザ 通常他の国の方と同室になります。スイス・モンテローザ 通常他の国の方と同室になります。
清水:アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、受け入れが可能になってきます。また、滞在スタイルも、寮だけでなくホームステイを選べる学校もでてきます。



編集部:学校の選択肢が増えると、自分にあった学校選び大変そうですね。どのようにして選ぶのがお勧めですか?

清水:個性にあった学校選びは、非常に大切だと思います。
一番お勧めの方法は、私達がお客様の性格、好きな科目やスポーツなどを考慮してピックアップした数校を、実際に視察されることです。



編集部:校風や先生の人柄がわかって安心ですね。でも視察する費用が高そうです・・。

清水:当社では1校あたり1万円で手配していますので、あとは渡航費と滞在費程度ですね。



編集部:それは思ったよりお安いです!数年間を過ごす大切な学校選びですから、やはりじっくり選んでいただきたいものですね。

清水:はい。みなさん、渡航前はパンフレットの説明文で、「この伝統の進学校が第一候補だな」とおっしゃっていても、実際はアットホームでフレンドリーな別の学校を選ばれたりしますよ。きっとフィーリングのあう学校を優先されるのでしょう。



自分の意思で留学した子どもは、簡単にくじけない

編集部:ところで、そうやって学校を選び渡航されたあと、お子様はホームシックになったりしませんか?

スイス・モンテローザ 食堂。スイス・モンテローザ 食堂。
清水:おそらく、大なり小なりあるでしょうね。ただ、自分が「行きたい!」といったお子さんは、意外と強くて、寂しいとか帰りたいとか泣き言をいわずに楽しそうにしています。
でも、そんな気丈なお子様もお母様が電話で、「お休みに帰ってきたら?」とか「今度会いに行くね」などというと、嬉しくて涙するのをみることがあり、本当は寂しいのだな、と思いますね。



編集部:それはそうですよね。自分で決めたことなら、寂しくても乗り越えられるのですね。すごいなあ、子どもなのに。
とはいえ、留学がうまくいかなくて、途中で帰ってきてしまうなどのケースもありますか?
ある場合、どんな状況下でおこりがちなのでしょうか?

清水:私たちが、カウンセリング時に、本当に本人が行きたいかどうかをしっかり確認するからか、途中帰国は少ないですね。
ただ、親御さんが子どもとお友達のようになりすぎて、厳しく悪いことを悪いといえなかったり、逆に子どもの心を理解せずに価値観を押し付けたりする親子関係の場合は、現地で問題がおきるケースもありますね。



編集部:なるほど、家族の内面的な問題は、根が深そうですね。やはり、家族は話し合い、尊敬しあえる関係を築いておかなくてはということですね。 ところで、親子で留学したいというニーズもありますか?

清水:はい、お母様がご一緒に留学されたいというご希望もあります。小学生の場合、保護者同伴での留学について、ガーディアンビザ(保護者のためのビザ)が支給されやすい国は、イギリス・オーストラリアです。カナダには、保護者同伴という条件つきで受入を許可する学校もありますが、ビザがおりるかどうかについてはなんと入国時まではっきりしないため、リスクが大きい、というデメリットがあります。



真のバイリンガルを目指すには、継続的努力が必須

編集部:残されるお父さんはちょっと可哀想な気もしますね。
さて、子どもの英語教育について議論されるとき、よく問題になるのが、英語力と日本語力との両立が可能か、という問題ですが、清水はどのように思いますか?

Pré Fleuri Ecole Alpine Internationale写真提供:Pré Fleuri Ecole Alpine Internationale
清水:話し言葉はともかく、きちんとした文章能力や漢字能力は、努力しないと遅れをとってしまいます。ただ、寮生活はスケジュールみっちりで、なかなか学期の途中は日本語の勉強が難しいかもしれません。夏休みなどの長期休暇に、帰国した際に集中的に学んでいるケースが多いようです。



編集部:小学生は何でも習得が早いといいますが、留学すればすぐに英語はペラペラで、親御さんの期待通り、将来社会人になってからも役立つものでしょうか?

清水:確かに小学生は耳も記憶力もよいので、3ヶ月ほどで、日常会話に不自由しなくなったりします。
ただ、それはあくまで、小学生が身の回りのことを説明するレベルの語彙のみでの、会話です。ただ英語で話すことに抵抗がなくなるメリットはあっても、それだけでは大人の英会話はできません。
つまり、大人になる過程で政治・経済・生活・文化などについてのボキャブラリーをしっかり身に付け、使いこなせるように努力する必要はあります。



編集部:なるほど、小学生の会話と大人の会話は違いますからね。
それでは、小・中学生の留学は、いつ頃から検討をはじめればよいものでしょう?

清水:もちろん早ければ早いほど、余裕をもって準備できます。海外は日本と違って願書の締め切りが早いので要注意です。例えばアメリカの学校は9月の入学のために、前年の12月か明けて1月に願書を締め切ってしましますから。
ただ、一番大切なのは、子ども自身が「留学したい!」と心から思ったときが、行き時ということです。親御さん主導の留学は、うまくいかないケースが多いですよ。



編集部:じっくり情報収集しつつ、思い立ったが吉日、ですね。
それでは最後に、小学生・中学生時代の留学を検討中の方々に、メッセージをお願いします。

清水:「留学はこういうもの」とあまり先入観をもたず、まずは色々なカウンセラーと話をするなどして情報収集してからご検討ください。 先ほどもふれたように、お子様の個性に合った学校探しが大切だと思います。海外の学校にご興味のある方はお気軽にご相談ください。



編集部:今日は大変勉強になりました。ありがとうございました!

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