高校留学

高校留学

早い段階から親元を離れて、異国の地で勉学に励むことはとても貴重な体験だ。 高校生のうちから海外経験を積み、語学力を伸ばすことはその後の人生において、大きなアドバンテージとなります。

早い段階から親元を離れて、異国の地で勉学に励むことはとても貴重な体験だ。 高校生のうちから海外経験を積み、語学力を伸ばすことはその後の人生において、大きなアドバンテージとなります。

高校留学とは

高校留学とは、中学卒業と同時に海外の高等学校へ入学すること、又は高校在学中に海外の高校へ短期間、または長期間留学することを言います。一年間高校を休学して留学する場合も有りますが、通っている高校がどこかの国の学校と姉妹校協定を結んでいる場合、休学をして留学をせずとも、交換留学生という形で外国の高校にいながら日本の高校の単位も取得できる仕組みとなっているところもあります。 親元を離れて、異国の地で勉学に励むことはとても有意義な時間となる一方、まだ自己判断も満足にできない段階での留学に不安を覚える保護者の方や生徒本人は多くいるかと思います。しかし早期の段階から海外で生活をし、勉学に励むことは大変貴重な経験です。   

日本における高校留学の現状

平成27年度に文部科学省初等中等教育局国際教育課が発表した「平成27年度高等学校等における国際交流等の状況について」によると、高校生の留学に対する意識(生徒560,633人)を対象に意識調査を行ったところ。留学するとしたら生徒がやってみたいことについては、最も多いものが「語学力を向上させたい」。次いで「外国の人と友達になりたい」「外国の文化、スポーツ、歴史、自然等に触れたい」の順となっています。

一方で、いつか外国へ留学したいと思うかについては、「留学したい」が約40%、「留学したいと思わない」は、約60%という結果となっています。さらに、留学したいと思わない理由について、最も多い理由が「言葉の壁」次いで「経済的に厳しい」「留学方法、外国での生活、勉強、友達関係の不安」の順となっています。 統計上は、海外留学したい高校生は40%にとどまっていますが、実際には高校留学をするメリットはたくさんあります。ここからは、そんな高校留学のメリットについてご紹介していきます。

出典:文部科学省ホームページ

 

 

高校留学のメリットは?

高校留学1

①若いうちに親元を離れ、自分に自信を備えることができる点。 心身ともに大きく成長する高校生の段階から留学し、留学時から巻き起こるさまざまな出来事を直接自分自身で1つ1つ解決し、成し遂げていくことで得られる自信は何物にもかえがたい体験になることでしょう。高校時代は人生の中でもっとも好奇心に溢れ、知識の吸収も早く、学ぶスピードも速いです。先入観にとらわれない柔軟な心と頭で異文化の体験をすることはとても意味のある事です。

 

②海外でしか学べない授業が受けられ、選択肢が増える。 欧米諸国の高校では日本の高校にはない多彩な授業科目が用意されています。一般教養科目の他にも演劇やダンス、芸術分野などの授業があり、興味のある授業をピックアップして学べる事もひとつのメリットとなります。また、日本の高校のように先生が生徒を細かく指導することは少なく、自主性をもって学校に通うことが大切になり、自己の成長へと繋がります。

 

③語学力がつき、将来のキャリアにプラスとなる。 なにより一番のメリットは語学力の大幅な向上です。高校生の段階から語学力をスキルアップさせていくことにより、大学受験時、就職活動時に大きなアドバンテージとなりますし、海外の大学へ進学して留学するなどの場合は、高校留学時の経験や語学力が自信となり武器となるでしょう。またオーストラリアカナダアメリカニュージーランドなどの国の授業はグループディスカッションなどが豊富に授業に取り入れられており、コミュニケーション能力の向上、自己表現能力の向上、考える力の向上が見込まれます。

交換留学と私費留学

高校留学2

高校留学は、大きくわけて「交換留学」と「私費留学」があります。

交換留学

日本と他国の国際交流団体が、互いに留学生を送り合うプログラム。期間は10カ月(1学年)。滞在はボランティアのファミリー宅なので費用はかかりません。日本で交換プログラムを行う国際交流団体は、AFS日本協会、日本国際生活体験協会(EIL)、日本国際交流振興会(JFIE)などがあるほか、留学エージェントでも扱っています。参加するには、約1年前から準備をはじめるのがベスト。申し込んでから、書類審査、筆記試験、面接(日本語・英語)作文などの選考試験に合格しなければいけません。現地では、その国の生徒と同じように勉強し、クラブ活動などにも参加できます。特別な英語の補習コースなどはないので、英語力がないと苦労する可能性もあります。

 

1学年間の留学に対し「在籍する日本の学校の最大単位まで認める」と文科省で定められているので、原則として帰国後は元の学校に、そのまま復学できます。しかし、最終決定は学校長なので事前に確認かしておくとよいでしょう。また、元の学校に復学したとしても学習の遅れや、大学受験対策が大変になることも頭に置いておきましょう。

 

現在すでに通っている高校に、海外の高校との交換留学制度がある場合もありますので、まずはそちらを確認してみてもよいでしょう。

 

交換留学はこんな方におススメ

・異文化交流がしたい
・リーズナブルに長期留学がしたい
・留学後は日本の学校に復学したい

私費留学

私費留学の場合、1週間~1ヶ月ほど短期で留学するものもあれば、1年間、もしくは中学を卒業後に現地の高校に入学し、学位そのものを取得する長期のものもあります。スポーツの強豪校や、音楽、美術など専門分野を学ぶために留学を選択することも可能です。私費留学の場合、自分の行きたい国や都市、学校や学びたいことも選ぶことが可能ですが、留学費用はすべて自己負担となるため、交換留学と比較して高額になります。

 

■短期留学

夏休みなどの長期休暇中に、現地の高校が提供する2週間から8週間程度の短期留学プログラムがあります。寮に滞在またはホームステイをしながら語学研修を受講し、午後はスポーツやワークショップなどのアクティビティに参加します。
語学学校でも夏・冬休暇を利用したバケーションコースを提供しており、英語はもちろん、スポーツや観光なども楽しめる内容。どちらも英語力を問われないので参加しやすいのが魅力です。

 

こんな方におススメ

・異文化交流がしたい
・長期の滞在は難しい
・長期留学のための下見に

 

■一年留学

私費の1年留学は、交換留学とは違って地域や学校を自由に選べます。交換留学と同様、留学中の単位は認められることが多いので元の学校に復学が可能です(事前に学校に確認すること)。学校選びや手続きには、留学エージェントを利用するのが一般的。

 

こんな方におススメ

・なるべく長く滞在したい
・行先や学校を自由に決めたい
・留学後は日本の学校に復学したい

 

■卒業目的留学

日本の学校をやめて、そのまま海外の高校を卒業する留学のこと。入学条件は、学業成績(通常、5段階評価の平均3以上)と、英語力。英語力が十分でない場合は、学校の指示に従い、学校附属の英語コースや英語学校の進学・編入学準備コースでトレーニングを受けます。全寮制のボーディングスクールという選択肢もありますよ。

 

こんな方におススメ

・海外の高校を卒業したい
・親元を離れて生活してみたい
・海外の大学進学を目指している

 

 

どんな国がおススメ?

一概にどの国がおすすめか断定はできませんが、自分の行きたい国、もしくは身につけたい言語、学びたい授業など、自分の意志によって決めるのが一番良いでしょう。しかし、どの国に行っても共通して得られる、「様々な価値観や文化の違いで問題に直面したときに自分で問題を解決していく力」で、留学を終えて帰国する時にはひとまわりもふたまわりも大きく成長できていることでしょう。ここでは主に上げる各国の特徴などをご紹介していきます。

カナダ

どんなところ?

日本のように四季がありますが、全体的に寒いところが多いです。場所によっては冬の気温が氷点下になることも。豊かな大自然に恵まれていて、スキーやスノボー、トレッキングなど山のアクティビティが充実しています。治安がよく親日国でもあり、安心して留学できます。  

ビザ

1日の滞在であってもETA(Electronic Travel Authority)と呼ばれるビザが必要。半年未満の留学で、子どもは6歳未満であれば学生ビザ不要。半年以上学校に通う場合は学生ビザが必要。子どもが6歳未満の場合は、学生ビザは発給されないので観光ビザで学びます。

オーストラリア

どんなところ?

気候は温暖。自然が多く、海や山のアクティビティが充実しています。とくに、ビーチのアクティビティが好きな人におススメ。時差が-1~+2時間と少なく、日本の家族と連絡が取りやすいこともポイント。フレンドリーな国民性、異文化に寛大なことも魅力です。  

ビザ

1日の滞在であってもETA(Electronic Travel Authority)と呼ばれるビザが必要。3カ月未満の留学なら学生ビザは不要です。

ニュージーランド

どんなところ?

世界的にも治安がいい国として知られています。バラエティに富んだ自然に恵まれていて、スキーやスノーボード、サーフィン、トレッキング、ラフティングなどさまざまなアクティビティが楽しめます。

ビザ

3カ月未満の留学なら学生ビザは不要。3カ月未満でも、子どもが10歳未満での場合は、親はガーディアン・ビザが必要です。

アメリカ

どんなところ?

アメリカは全部で50の州を持つ連邦国家です。州により様々な文化があり、面積の広さも世界トップクラス。住んでいる人の国籍も多種多様です。日本同様に四季もあり、時差は州により異なりますが、約13時間~16時間程あります。  

ビザ

アメリカは多彩なビザがあり、一般的な学生ビザは「F-1ビザ」。国内認定大学、認可された英語プログラムなどで教育を受けることを希望する場合は、F-1 ビザが必要となり。週18時間以上の授業を受ける場合も F-1 ビザとなります。

イギリス

どんなところ?

イギリスはヨーロッパ大陸に位置し、人生は6400万人と日本より少なく、北海道より北に位置しますが、海流や偏西風の影響により寒暖差は比較的穏やかです。歴史ある名所が多数存在し、観光客も多く、留学先としても人気が有り、本場の英語を堪能できます。  

ビザ

イギリスも滞在期間、年齢、目的によりビザの種類が異なります。ここでは留学生本人が18歳以上で、滞在期間12か月以上の学生留学を目的とした場合について、「Tier 4 student visa」というビザの取得が原則基本となってきます。  

※ビザについては、突然変更になることも多いので、下記サイトで必ず最新情報を確認しましょう。

 

カナダ ⇒ www.cic.gc.ca/english/study/

オーストラリア ⇒ www.homeaffairs.gov.au

ニュージーランド ⇒ www.immigration.govt.nz

アメリカ ⇒ www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-visatypeinfo.asp

イギリス ⇒ www.vfsglobal.co.uk/japan/Japanese/applicationcentre.html

 

国別のプログラムは、下記から検索できますよ。

 

もっと知りたい高校留学について

高校留学は一生に一度の貴重な機会です。挑戦できる環境であれば明確な目的をもって留学されることおすすめします。中学卒業と同時に海外の高校へ留学し、そのまま高校を卒業する場合もあれば、数週間から数カ月などの短期間の留学、日本の高校へ入学し、休学しながらの長期留学などスタイルはさまざまですが、貴重な時期ですので一番自分が果たしたい目標を設定し、留学にのぞみましょう。

高校留学をすると日本の大学入学に間に合わないの?

この心配をしている方は多いのではないでしょうか。
答えとしては、帰国子女受け入れを行っている大学の場合間は間に合います。
例えば、アメリカでは日本と進学の時期が違うので、日本からアメリカの学校へ行く場合は問題ありませんが、逆となると日本の入学時期を過ぎてから、海外の学校を卒業しなければならなくなってしまいます。
その場合、帰国子女を受け入れる大学では入学時期を9月にすることができるので、入学に間に合います。

また、ニュージーランド、オーストラリアでは新学期が1月からなので、日本の入学時期を気にせず卒業、進学のステップが踏めます。

帰国子女枠は受験はレベルの高い大学にも合格しやすいと言われてます。せっかく海外で頑張ったのなら、この制度をぜひ利用しましょう。日本の大学に進学したい場合、希望する大学に帰国子女枠があるかどうかを確認しておくと安心です。

日本の高校と何が違うの?

日本の高校では、学校での勉強は「授業を聞く、板書をする」ということが多いです。先生の授業をしっかり聞き、ポイントを抑え、大事な所はしっかり覚えてテストに臨むというような感じです。また、履修科目はほとんど決まっているので選択授業は数えるほどしかありません。

一方、海外ではまったく違う授業風景になります。まず、選択科目が多く、自分で受けたい授業、興味のある分野を大学のように選ぶことができます。

そして授業では生徒がどんどん発言をします。発言をして話し合うというのが大事な授業で、自分がどれだけ発言をしていったかなどは評価の対象となります。さらに、国によって教育制度が異なるので、日本と同じ年齢でも海外では学ぶ内容が異なります。

現地校の部活に参加はできるの?

日本では学校に部活動がありますが、海外では一般的ではありません。国によって変わりますが、アメリカでは部活があり、季節ごとにスポーツが変わります。また、オーストラリアでは部活がありません。

自分の入学する学校に部活がない場合は、民間のクラブか地域のクラブに入ります。また、練習も日本のように毎日ではなく、週に1~2回程度で週末はありません。

海外留学でも部活をがんばりたいなという場合は、その点も視野に入れながら志望校選びをしましょう。

滞在はどんなところ?

高校留学でメジャーな滞在方法はホームステイか、寮での生活です。この二種類について、より詳しく違いを見ていきましょう。

①ホームステイ

ホームステイでは、ホストファミリーと、家族の一員として生活を共にすることなりますので、その国の文化やマナー、作法、食事など、日常の中でたくさんの異文化を体験することになります。また高校留学ではホストファミリーが保護者のような形となって生徒ひとりひとりを家族のように接してくれることもありがたいことですね。

長期の休みに入った場合、日本に一時帰国したい人も多いと思います。その場合の滞在費はどうなるの?と思う方もいるのではないでしょうか。基本的にホームステイ費用は月ごとに支払われますので、もし夏休みなどで1か月日本に帰る場合などは、費用が発生することはないでしょう。

ただし、ステイ先が変わる可能性なども含めて、エージェントや斡旋してくれた学校などの契約がどのようになっているか、確認しておくとよいでしょう。

 

②寮

は、もちろん学校附属で、クラスメイトたちと生活することになります。ここではたくさんの交友関係が生まれるとともに、共同で寮の行事などをすることになりますので、将来までつながる人間関係の構築、自分で家事をするなどの自主性、コミュニケーション能力の成長が見込まれます。

全寮制のボーディングスクールという選択肢もあります。

 

 

高校留学の費用の目安は?

留学するにあたって気になってくるのが、その費用ですよね。どのくらいの期間留学するかによって費用もかなり変わってきます。1年間だけ、または卒業まで留学する場合、年間費用の目 安は下記のようになります。2~3週間のサマースクール、短期留学もあります。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは公立校に留学する場合がほとんどですが、アメリカやイギリスは私立校しか留学できないため金額は高めになります。

※費用は目安ですので、学校によって料金は変わります。最新のを確認しましょう。  

 

国名高校 学費目安
アメリカ370万円~760万円/年
カナダ150万円~200万円/年
イギリス570万円~760万円/年(寮費込み)
オーストラリア77万円~255万円/年
ニュージーランド100万円~140万円/年

 

高校留学をするにあたって心がけるべきこと

高校留学をするにあたり、大切なことは、目標をもつことです。一生に一度しかない高校生活。目標を設定し、それに向かっていくことで貴重な体験をより充実させることができます。将来のことを考え、留学する人もいれば、語学力を高めるために留学する人、内向きな性格を変えたいなど前向きな気持ちで留学する人など、個々によって留学のモチベーションは違いますが、高校留学を終えるときには後悔のないよう、やりたいことをピックアップして日々消化するように心がけることが大切なのではないでしょうか。

 

国別高校留学情報

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